こちらはダミー記事となります。
写真と内容は筆者のかしきり体験を元にしたフィクションであり、実在のサービスではありませんのでご了承ください。
40代も半ば過ぎ、年齢を重ねるごとに下っ腹は大きくなり、さらに認めたくはないが、髪も着実に薄くなってきている。
最近ではそんな髪を切ってもらうことが恥ずかしく思えて、散髪に行くことすら若干ストレスに感じていました。
そんなとき、街で偶然 「メンズサロン プライベートで貸し切りできます」というポスターを見かけたのでした。
誰も気にしなくていいという、圧倒的な安心感
私はそのポスターの前で立ち止まると、瞬時にいろんなことを考えていました。
「マンツーマンで、他にお客さんがいないのだったら、恥ずかしくないぞ」
「いつもの散髪代より高いが、この金額でコンプレックスを感じずに済むのなら、アリだな」
早速、スマホでこのサロンの情報をチェック。クチコミもなかなか良い評判だったので、翌日の貸し切りタイムに予約を入れたのでした。
いよいよ予約当日。「散髪に行くのが楽しみ」という気持ちは何年ぶりだろう。
サロンは地下にあり、階段を降りると30代くらいの男性スタイリストさんが出迎えてくれた。
店内は黒や茶色が多く使われた、男性が落ち着ける内装。ちょっとした高級ホテルのロビーのような雰囲気。カットするスペースは半個室が3室か4室くらいの全体的に小さなサロン。
今日、この時間は自分ひとりしか来ないという安心感と、この空間を独り占めできるプチ贅沢感がよぎった。
「ヘアスタイルのご希望や、髪質などで気になっていることはありますか?」
スタイリストさんは見ればすぐ分かるだろうが、M字部分と頭頂部が薄くなっていることを自己申告。
「そうですね」とズバリの返答に多少驚くも、なぜだろうか、まったく嫌な気がしない。
「でも大丈夫ですよ。今のあなたに一番似合うスタイルにすることで、目立たなくなります。どころか、カッコ良くなりますよ」
なるほど。薄毛=恥ずかしい、隠さなければという、コンプレックスからくる負の連鎖に陥っていたことに気づかされた。
「隠そうとして伸ばすと余計に薄く見えます。ショートカットにすることでボリューム感が出ます」
「サイドは思い切って短くして、さらにトップのボリューム感を強調しますね。あとは、僕に任せてもらっていいですか?」
との言葉に、はい、お任せします!とすべてを委ねた。
劣等感から解放された、喜びと自信
シャンプー台へと移る。今まではこのシャンプーの時間が恥ずかしくて苦痛にさえ感じていた。
いま何のためらいもなく、ただシャンプーの気持ちよさを堪能している。
施術スペースに戻り、カット開始。はさみとバリカンでテキパキとカットしてくれている。
カットしてもらいながら、貸し切りサービスのことを改めて尋ねてみた。
コロナ禍で可能な限り少人数の空間が安心というお客様のために、貸し切りを始めてみたとのこと。
私のようにコンプレックスがある人にとってはとてもありがたいサービスだと伝えると、「コロナ対策で始めたことですが、そういうニーズがあったんですね」とニヤリ。
これこそWin-Winの関係だ。
そんな会話をしながら、30分ほどでカットは終了。
「これでいかがでしょうか?」
確かに!目の錯覚か?全体的にかなりスッキリ。M字も頭頂部も薄かった部分が目立たなくなっている。
「刈り上げはフェードカットというグラデーションをつけた流行りのスタイルにしています」
「スタイリングのコツですが、前髪を斜めにすると自然に、真っ直ぐ下ろすとちょっと攻めたお洒落スタイルになります。クロップスタイルと言って人気なんです」
ほうほう、この40代半ばのおじさんが、流行を取り入れたヘアスタイルになるとは、恐れ入った。
気持ちよく料金を支払ったのち、帰り際にかけてもらった一言。
「ぜひお洒落を楽しんでくださいね」
なんとも清々しいではないか!背筋がピンと伸び、堂々としている自分がいまここにいる。
つい1時間前までこんな気持ちになるとは思いもよらなかった。
思い切って貸し切りサービスを利用して本当に良かった。
スタイリストとマンツーマンで、今の自分にベストな施術とアドバイスを行ってくれる、まさにプライベートサロン。
皆さまがコンプレックスを個性に変換し、魅力と自信に満ち溢れた人生であることを願っています。
取材協力:ダミーメンズサロン
東京都ダミー区ダミー町1-2-3ダミービルB1
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https://example.com
シャンプーカット ¥0,000円~
かしきりcheck 【★★★】
「マンツーマンだからこそ相談できること」
次のお客様の予約時間まで余裕をもって間をあけているそうなので、サロンで会うのはスタイリストさんだけ!
※貸し切りデーの日時はホームページでご確認ください。また、ご利用には事前のご予約が必要です。
ライター:Diadem